Sprintが米国内電話番号宛WiFi Callingを無料に


- Old Counter



Sprintは2014年2月にWiFi Callingのサービス開始を案内しましたが、昨日、アメリカ国内電話番号へWiFi Callingで発信する場合には、通話を無料にすることを発表しました。
【Sprint】Traveling Overseas with Sprint Has Never Been Easier with International Wi-Fi Calling to the U.S., U.S. Virgin Islands and Puerto Rico at No Additional Cost – 2014年8月28日

T-Mobile USは2007年から既にWiFi Callingを開始していますが、通話料はアメリカ国内通話料が適用されます。もっとも、最近の通話プランは「アメリカ国内カケ放題」なので、そのプランに加入している人は、WiFi Callingでアメリカ国内電話番号宛てに、どこからいくらかけても、超過料金無しでかけ放題ですが・・・

SprintもT-Mobile USに準じ、この点を強調しているだけです。ただし、Sprintの場合は「カケ放題」プランに加入していなくとも、旧プラン加入者でも、アメリカ国内電話番号宛てのWiFi Callingはどこからいくらかけても、無料になるようです。

WiFi Callingで米国外電話番号に発信する場合には、アメリカ国内での国際電話料金が課金されます。(ただし、WiFi Callingを使えば、発信地がアメリカ国以外でも国際ローミング代は課金されません。)

WiFi Callingは2014年9月にリリースされる予定のiOS 8で標準機能で装備されますが、WiFi Callingを実際に提供するかどうかはキャリア(携帯会社)によります。

現在のところはSprintでは以下の12機種のアンドロイド携帯でWiFi Callingが使用できます。
● HTC One max,
● HTC One (M8),
● HTC One (M8) Harman/Kardon edition,
● LG G3,
● LG G Flex,
● Samsung Galaxy S 4 with Sprint Spark,
● Samsung Galaxy S 4 mini,
● Samsung Galaxy S 5,
● Samsung Galaxy S 5 Sport,
● Samsung Galaxy Mega,
● Samsung Galaxy Note 3
● SHARP AQUOS Crystal

WiFi CallingはWiFiと携帯電波をシームレスにインテグレートする技術で、WiFiが接続できる場所でWiFiを経由して、携帯電波を使用せずに、SIMの電話番号で通話をする機能です。相手が携帯電話番号または固定電話番号でも、通話できます。
WiFi Callingの仕組みに関しては、
iOS 8で採用予定のWiFi Callingの解説と、使い方 – 2014年6月8日



――<●>――
関連すると思われる記事: