AT&Tの2014年第2四半期業績発表、102万6000回線純増


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AT&Tの2014年第2四半期業績は、本日のNY株式市場終了直後に発表されました。

携帯事業部門ではAT&Tは2014年第2四半期に
● ポストペイド契約タブレットは、36万6000回線純増。
● 期間内のポストペイド契約携帯(スマホ、フィーチャーフォン)は、70万7000回線の増加。

● プリペイド契約は40万5000回線減・・・これは、主にiPadなどタブレットのプリペイド契約者が、データ共有プランを利用してポストペイド契約に変わったことが大きな原因との話。

● 合計、102万6000回線純増。(卸やIoTを含む。)

● 2014年6月末現在のワイヤレス加入回線数は1億1660万回線(昨日のVerizonの発表の1億460万回線を抜いく!・・・ただし、2014年3月にCricket Wireless(Leap Wireless、加入者約400万回線)を買収した結果も含まれています。また、VerizonはIoTなど、一部の回線接続が発表された数字に含まれていないようです。)

● 加入者の44%は端末定価購入/分割払いを選択し、購入後1年で機種変更アップグレードが出来ます。年末までには加入者の66%は端末分割払い顧客に増えるとの予想。
 - キャリア(AT&T)の端末代金負担が減り、利益率が上がります。

● ポストペイド加入者の56%は共有データプランに加入。前年同期に比べると3倍の加入者が共有データプランを選択しています。
 - 共有データプラン加入者は、平均3台の端末を1アカウントに登録しています。

● 2014年第2四半期内に販売された携帯の92%はスマートフォン。

● LTEは人口カバー2億9000万人(92.4%)達成で、今夏で第一次(700MHz Band 17)LTE設置は、ほぼ終了。

● 電話(スマホ)のみをポストペイド契約しているAT&T加入者の平均月料金は、$62.28。
● Next(端末代金分割払い)契約をしているポストペイド契約者の月平均料金は、$64.35。(端末分割代金を含む。AT&Tは端末を定価で購入【分割払いを含む】するか、機種持ち込み加入者には、月$15の通信料金割引を行っています。つまり、月料金+端末代分割料金-$15)

【AT&T】Best-Ever Postpaid Churn Drives Strongest Postpaid Net Adds in Nearly Five Years and Continued U-verse Gains Highlight AT&T’s Second Quarter as Business Transformation Continues – 2014年7月23日
【FierceWireless】AT&T adds 1M postpaid subs in Q2 as shift away from device subsidies continues – 2014年7月23日

昨日のVerizonも、今日のAT&Tも、純増100万回線以上で、T-Mobile USも前期同様の純増傾向を継続すると言う予想の中、Sprintは如何に?
Sprintも一緒にタブレットで伸びるか、それとも、・・・・・



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