Google Wallet、やっと任意のクレジットカードが使えるようになった。


- Old Counter



2011年5月26日にプレスコンフェレンスで紹介され、2011年9月19日からリリースされたアメリカのお財布携帯の走り、Google Walletは、使用できるクレジットカードがCitibankのMasterCardだけが最大のネックで、なかなか普及しませんでした。

 

しかし、今日(現地時間2012年8月1日)のGoogle Walletアプリアップデートから、任意のクレジットカード/デビットカードが使用できるようになります。(・・・・Well、almost!・・・その理由は、あとで。)
Google Wallet moves to the cloud, opens up to all credit and debit cards – 2012年8月1日
Google Wallet overhauled: support for major credit and debit cards, new remote-disable feature – 2012年8月1日

まず、新しいバージョンのGoogle Walletアプリにアップデートして起動し、PIN番号を入力してサインインすると、

 

同じGoogleアカウントで、GoogleのPlay Storeやオンライン購入用(Google’s web Wallet)に登録されているクレジットカード/デビットカードが自動的に表示されます。
 
 

そして、「Setup required」をタップすると、最初の初期設定として電話番号・住所・郵便番号(ZIP Code)の入力が求められます。

 

これらを入力して保存すると、

 


 

Googleのオンライン購入用に登録したクレジットカード/デビットカードが選択でき、「MasterCard PayPass」システムのクレジットカード決済端末を置いている店舗でNFC経由の購入ができます。

さらに、任意のVISA、MasterCard、Amex、DiscoverCradを追加登録することも可能です。

 

購入するときには、複数のクレジットカード/デビットカード、Googleプリペイドアカウント、登録したギフトカード(登録できるギフトカードの会社には制約がある)からどれで支払うかを選択(「Select Card」ボタンをタップ)し、「MasterCard PayPass」クレジットカード決済端末のNFC接触部分にかざします。

 

決済はクレジットカード/デビットカードの明細には、”Google*店舗名”の名前で決済(購入)が表示されます。

 
 

(ここが「理由は、あとで」の部分ですが・・・)、つまり、決済は一旦Googleが(Google仮想MasterCardで)店舗に行い、Googleオンライン購入システム・クラウドを経由して、Google(Google仮想MasterCard)が利用者のクレジットカード/デビットカードに課金することになります。
仕組み的には、「直接店舗のクレジットカード端末から、利用したいクレジットカード/デビットカード会社に課金している」わけではなく、途中に既存のGoogleオンライン購入システムを噛ましている・・・ということになります。

何はともあれ、任意のVISA、MasterCard、Amex、DiscoverCradを支払い方法として使用できることによって、Google Walletはこれまで以上に使われるようになるのでしょうか!?
 
 

また新Google Walletアプリでは、Google Walletをインストールした紛失したアンドロイド携帯を、PCなどからの遠隔操作でGoogle Walletアプリを無効化(disable)することが出来るようになったので、携帯紛失時の悪用を防げるとのことです。
 
 

Google Walletの初期設定と使用体験談は、このブログでも以前報告しています。
Google Walletを使ってみました。 – 2012年2月8日
 
 



――<●>――
関連すると思われる記事: