Sprintの1900MHz Band 25 LTEカバレッジが2014年10月28日現在で正式に542都市に拡大。


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SprintはLTEサービスカバレッジのリストを拡張し、2014年10月28日現在で既存サービス都市は542都市に更新しています。
【Sprint】4G LTE Launched Markets : 4G LTE Launched Markets as of October 28, 2014

この中で目立った都市としては
● Champaign/Urbana, IL
● Denver, CO
● Sacramento, CA

なお、私が常々文句を言っていたSan Franciscoは、いつの間にかこの公式リストに載っていて、公式にLTEのサービスが開始されていました。(後記:サンフランシスコは2014年9月4日に公式に開始宣言されたようです。)

これで、日本人観光客としてはHonolulu(Waikiki)のSprint LTEサービスが待ち遠しいところですが、既に試験電波はHonoluluの西側で検知されているようです。

なお、SprintのLTEのサービスエリアが拡大したからといって、それだけで喜んではいけません。
SprintのLTEは多くは1900MHz 5MHz+5MHZ帯域(最大速度37.5Mbps)です。他社は初めから10MHz+10MHz帯域(最大速度75Mbps)でLTEサービスを行っており、Verizonは20MHz+20MHz(最大速度150Mbps)のLTEサービス(XLTE)を今年春に公式開始、T-Mobile USも15MHz+15MHz帯域から20MHz+20MHz帯域へと帯域を拡大している中、Sprintの1900MHz 5MHz+5MHz帯域LTEはダウンロード実測速度は5-6Mbpsしか達成できず、AT&TやT-Mobile USの3G速度(HSPA+)にも劣ります。

Sprintの目玉である2.5GHz TD-LTE(Band 41、Spark)は”公称”50-60Mbpsのダウンロード速度が達成できるはずですが、ほとんどはその速度に達しておらず、また、現在Sparkが使用できる地域は29都市に限られています。
【Sprint】Sprint Spark

iPad Air 2/iPad Mini 3のアメリカのキャリアのSIM対応表(Apple SIM含む)


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早速AT&Tは、「Apple SIMをAT&Tでアクチすると、そのApple SIMはAT&T以外には変更できない」という、Apple SIM裏切り行為を行っていることが昨日暴露されました。
【Apple】Choose a cellular data plan with your Apple SIM installed
When you choose AT&T on iPad Air 2 and iPad mini 3, AT&T dedicates Apple SIM to their network only.

更に、T-Mobile US CEOのJohn Legere氏の本日のツィートにより、Sprintは、Sprint版またはアメリカApple Storeで購入したiPad Air 2/iPad Mini 3以外のIMEI番号は、Sprint回線に接続できない(Sprintでアクチ出来ない)という、従来からの方針も崩していないことが、判明しました。(Sprintによる、アクチできる端末のホワイトリスト化。)

つまり、せっかく大騒ぎして「Apple SIMは、Appleからのキャリアへの挑戦だ。」「従来のキャリアモデルが破壊される」と記事を書きたてた皆さんとは裏腹に、このApple SIMの使い道、更に、アメリカ国外で購入したiPad Air 2/iPad Mini 3でのApple SIMの使い道は、ずいぶん限られているようです。

これまでの情報をもとに、アメリカ国内購入、および、アメリカ国外購入のiPad Air 2/iPad Mini 3 SIMモデルのSIM対応表を作って見ましょう。

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