夏休みアメリカ旅行の通信対策(2014年夏編)・・・序章


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さて、ここ1年でアメリカの事情も、日本の事情も、変わってきたように思います。
それに応じて、去年までのアメリカ旅行や出張時のスマホ・タブレット・ポケットWiFiの使用可能状況が、大きく変わっています。

■ まず、アメリカですが、
● AT&T GoPhoneおよびT-Mobile USが、プリペイド契約でLTEまで接続可能になっています。
 - 公平のために書くと、Net10、StraightTalk、Virgin Mobile USA、FreedomPopなども、LTEは接続できます。
● MVNO(自社回線を持っていない、プリペイド契約の回線再販業者)の月通信料金と、MNO(回線を持っているキャリア=AT&T、T-Mobile US、Verizon、Sprint)の月通信料金が、それほど大きな差が無くなっており、特に1ヶ月以内のアメリカ短期滞在者は、通信料金の節約メリットが無くなって来ております。(数ヶ月以上の長期契約者は、MVNOを選択するメリットはあるでしょう。)
● T-Mobile USのLTEおよび1900MHz 3G(HSPA+)接続が、アメリカ国内の大都市(ハワイ州も、アメリカ国内です!・・・通信的にはグアムはまったく別国けど・・・)では、ほぼどこでも、問題無く接続出来ます。
 - これまで海外端末ではAT&Tか、AT&TのMVNOだけしか考慮の対象にならなかったのが、端末によってはT-Mobile US回線の使用も考えられるようになって来ました。
● AT&T GoPhoneも、T-Mobile USも、プリペイド契約でタブレット(iPad/iPad Mini、Nexus 7、など)、および、AT&T GoPhoneの場合にはポケットWiFiが、以前よりも容易に契約できるようになりました。
● 3G/HSPA+(理論値ダウンロード速度、最高21Mbps)/DC-HSDPA(理論値ダウンロード速度、最高42Mbps)の速度に対応する端末であれば、アクティベーションが簡単(ほとんど自動)のZIP SIM(旧Ready SIM)(T-Mobile US回線使用)というSIMが出てきたので、「難しい(?)アクティベーション」手順や登録を避けたい人も、アメリカで現地SIMが使えるようになりました。

■ 日本の状況変化ですが、
● アップルストアのiPhoneや、Google Play Store/イーモバイルのNexus 5など、SIMフリーで販売される端末が日本でも増えてきました。
● 日本のMVNO(日本通信 b-mobile、IIJmio、イオン、mineo、など)も増えてきて、端末に自分の好きなSIMを挿入して使っている人が増えてきました。
 - つまり、SIMの入れ替えに違和感を持たない人が増えている・・・ということですね。
● 海外ローミングで、LTE(高速)接続が可能になり、安く簡単にLTE接続を(できれば)望む人が増えてきました。
● 当サイトを含め、「海外で現地SIMを使う」方法を手取り足取り教えてくれる情報サイト(ブログや記事)が、何倍にも増えています。
 - つれらのブログ情報を参考にすれば、今までよりも比較的簡単に現地SIMを使用できたり、その情報を入手出来るようになっています。

以上の状況変化から、「海外(アメリカ)でスマホやデータ通信を使うユーザー」も、これまでのユーザーとは違う層の人たちが、新たに「自分も、やってみよう」と思うようになって来ていると思います。

・・・ということで、今年(2014年)の「夏休みアメリカ旅行(および、出張者)の通信対策」を、具体的に書いていきたいと思います。

◆◆◆ この続きは、
夏休みアメリカ旅行の通信対策(2014年夏編)・・・スマホ/iPhone/現地SIM編 – 2014年6月17日
で。
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「夏休みアメリカ旅行の通信対策(2014年夏編)・・・序章」への5件のフィードバック

  1. 先日帰国したぶすかでございます。

    今、ソフトバンクのオンラインショップでDELL Streak Pro 101DLを扱ってます。
    無料通話がついて1万円強です。ご存じのように、米国 T-mobileのAWS規格を
    扱えるスマートフォンです。私に知る限り、日本で販売されており、日本語関係が
    充実しているスマートフォンはSC-04Dと、Nexus5と、このStreak Proです。
    ただし、Streak ProはLTEが扱えませんが、AWSエリアの広さは魅力的です。
    もちろん、このサイトで扱っているReady SIMも使えます。

    http://online-shop.mb.softbank.jp/ols/html/model/prepaid/101dl.html?bid=plsmSTp14060466

    ただし、SIMロックを解除する必要があり、
    http://www.worldgsmcodes.com/dell/Dell-Streak-Pro-101DL-network-unlock/

    あたりでできそうです。

    台数限定なのでお早目に。もちろん、もう2,3千円払えば楽天でロック解除した
    E-mobile版が入手できますし、中古ならもっと安く手に入ります。
    http://item.rakuten.co.jp/e-booom/gs01/ これなど、

    e-mobile版なら、httpsとスマホ接続なら、テザリングできた実績があります。

    ではでは。

    管理人 返信:

    なるほど、そうですね。

    SC-04Dは、Galaxy 「Nexus」ですから、「名前にNexusと名の付いている端末は、ほぼアメリカで使える」に含まれます。
    Dellはもう携帯を作っていませんから、今後のDELL Streakモデルの入手は中古しかないので、一般には対象外かと。

    KDDI auが2014年夏モデルからUS周波数に対応したモデルを出してきていますので、今後はiPhone/iPad以外にも新モデルでアメリカ周波数対応機種ももっと増えるとは期待しています。

  2. この夏休みに1ヶ月、LA,OCにステイ予定で、通信方法を
    模索しておりました!続きを楽しみにしております。

  3. 管理人様もしくは閲覧の皆様

    下記症状への対処方法がわかればご教授願います。

    日本で購入したiPadMini Retina display SIMフリー modelに
    Ready SIM 通話+テキスト+データ2GBのnanoSIMを差してカリフォルニア(LA地区)で接続しようとすると、多くのリダイレクトが発生して接続出来ません。と表示されてしまいます。

    AppleWEBサイトの、
    iPad (Wi-Fi + Cellular Models):モバイルデータ通信のトラブルシューティング 
    について、wifi環境でもないため、キャリア設定は16.1のままで実施しましたが、うまく接続できないようです。
    何が理由で接続できないのか、もし何かわかる方がいればご教授願います。

    以上よろしくお願いいたします。

    管理人 返信:

    「Ready SIM(Data Only)でiPad/iPad Air/iPad Mini/Nexus 7 2013の使用を検証」
    https://blogfromamerica.com/wp/?p=19106
    参照。
    または、当サイトから購入したものであれば、Ready SIMと一緒に同封した日本語説明書(特に1ページの4分の一に切った「Ready SIMをiPad/iPad Miniやアンドロイドタブレットでアクティベートする際の注意事項」日本語説明書)を参照。

    なお、DataオンリーSIMも、通話/テキスト/データSIMも、iPadやタブレットに使用した場合に、アクチの仕方や挙動に違いはありません。

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